「ふるさと納税」で引退した競走馬の支援を―。大阪府河内長野市が、ユニークな試みを始めた。返礼品は馬とのふれあい体験や命名権。寄付金は引退馬の購入や輸送、飼育管理などに使う。
農林水産省などによると、競走馬は引退すると食肉用になるケースもあり、西野修平市長(52)は「引退馬には新たな活躍の場を提供し、寄付した人には町へ足を運んでもらえる機会に」と話す。
市によると、返礼品は寄付額に応じた2種類。1口3万円の「ふれあい招待券プラン」では、牧場で直接ニンジンをあげるなどのふれあい体験や放牧見学ができる。300万円の「1頭まるごと保護プラン」では、1年間の命名権がもらえ、「名付け親」になって定期的に見学できる。
河内長野市は、引退競走馬を乗馬用に再調教している民間事業所「リタッチ」と連携。集まった寄付の返礼品上限額となる3割を支払い、馬の購入費や飼料代、施設維持費などに充ててもらう。
リタッチは市内に所有する約1万6千平方メートルの牧場で、現在30頭超を保護し、世話をしているという。
この記事は会員限定記事です
  「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
  
    下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
 
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
 - 教育や仕事に役立つ情報が充実
 
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
 
 ポストする
