宮城県知事選はSNSで候補者への誹謗中傷が拡散し、街頭演説ではやじが飛び交う混乱した選挙戦となった。
「メガソーラー大歓迎!!」「宮城県をザンビアのホームタウンに」。Xなどには、現職村井嘉浩氏が公約にない政策を主張しているかのような偽情報が流れた。否定した支援議員のSNSにも「売国奴宣言ですね」といった投稿が相次ぎ、陣営関係者は「デマを流した者勝ちになっている」と嘆いた。
街頭でも、村井氏が仙台市中心部で演説を始めると「日本の恥」などと書かれたプラカードを掲げた数人が「逃げるな」などのやじを飛ばした。
一方で、村井氏と接戦を演じた新人和田政宗氏の街頭演説も不穏な雰囲気だった。19日、参政党の神谷宗幣代表と並んでマイクを握った際には「差別主義者に利用されるな」とのプラカードを掲げた人たちが立っていた。
こうした動きは、昨年の東京都知事選や兵庫県知事選で大きな問題となった。SNSで中傷を受けた宮城県議の一人は「どれだけ民主主義に悪影響を及ぼしているか、皆が真剣に考えないといけない」と述べた。
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