【ローマ共同】若手バイオリン奏者の登竜門として知られる第58回パガニーニ国際バイオリンコンクールの決勝が25日、イタリア北部ジェノバで開かれ、神戸市出身の吉本梨乃さん(22)が2位に入った。優勝は中国人の男性だった。
主催者などによると、吉本さんはオーストリアやベルギーで研さんを積み、米国やイタリアなど各地で演奏している。2022年のフリッツ・クライスラー国際バイオリンコンクールでは2位になっていた。
今年のパガニーニコンクールの本戦は10月中旬に約20人が参加して始まり、3人が決勝に進んだ。吉本さんは決勝で、パガニーニのバイオリン協奏曲第1番などを演奏した。
コンクールは19世紀を代表するバイオリニストで作曲家のニコロ・パガニーニを記念して開催されている。日本人としては1999年、当時16歳だった庄司紗矢香さんが初めて優勝した。
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