「第1回世界手打ちそば名人グランプリin富山」で、そばを打つ参加者=25日午後、富山市

 そば道段位認定制度を実施する全麺協が25日、「第1回世界手打ちそば名人グランプリin富山」を富山市で開いた。全国から68人の愛好家が参加し、大分県豊後高田市で子どもにそば打ちを教える早田そのみさん(58)が総合部門の名人に輝いた。

 同制度での段位認定者は1万8千人を超え、腕を競い高める場を設けようと初めて開催。そば粉に水を加えてこね、麺棒で伸ばして切る工程に加え、道具の片付けまでが審査された。

 参加者は5組に分かれ、審査員と観客の前で日頃磨いた技術を披露。総合部門の他、シニアと女流部門でも優秀者が表彰された。

 そば打ち歴10年以上の早田さんは「びっくりした。とてもうれしい」と笑顔を見せた。