電子決済を手がけるベンチャー「JPYC」(東京)は24日、法定通貨に連動して価値を安定させるデジタルマネー「ステーブルコイン」の円建て発行を27日から始めると発表した。コインは日本円と1対1で交換可能な電子決済手段として、国際送金など時間やコストがかかっていた決済の効率化を図る。

 ステーブルコインには代表的な暗号資産(仮想通貨)と同じブロックチェーンと呼ばれる暗号技術を用いており、データの改ざんがされにくいなどの特徴がある。法定通貨を裏付けにしない仮想通貨のビットコインなどと比べて、価格が安定しているとされる。