【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は23日、トランプ米政権によるロシア石油大手2社への制裁について「明らかに非友好的な行為で修復され始めた米ロ関係への損害だ」と強調し、ロシアに対する圧力を加える試みだと断じ、反発した。第2次トランプ政権発足後、一貫して抑制的だった米国批判のトーンをやや強めた。モスクワで記者団の質問に答えた。
プーチン氏は制裁について「深刻な性質のものだ」と認めつつ、ロシア経済に大きな影響は与えないと主張。ただ「世界市場でロシアの石油や石油製品の供給量が急激に減少すれば価格の上昇を招く」とし「米政権に助言する者たちは誰のために働いているのかを理解すべきだ」と述べ、暗に欧州諸国を批判した。
またウクライナのゼレンスキー大統領が23日にブリュッセルでの記者会見で最大射程3千キロのウクライナ産兵器の開発、生産を進めると発言したことを巡り、プーチン氏は「エスカレーションの試みだ」と非難。そのような兵器でロシア領土が攻撃された場合の報復は「非常に深刻なものになるだろう」と警告した。
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