村上誠一郎前総務相は22日、約1年の任期を終え、省内で最後のあいさつに臨んだ。「次の世代のために民主主義と財政規律をどう守るか、われわれに課された大きな責務だ」と訴えた。「わが国民を守る最後のとりでは総務省だ」と時折涙を見せながら職員を激励し、笑顔で退庁した。
村上氏はこの日、後任の林芳正前官房長官と大臣室で事務引き継ぎ式に出席。その後、幹部職員が集まる講堂での交代式であいさつした。「全体主義的国家がはるかに多くなってしまった」「財政ポピュリズムがはびこっている」。緊迫する国際情勢や少数与党の現状を憂いながら「微力だが、総務省を全力でバックアップしたい」と結んだ。
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