石原宏高環境相は22日の就任記者会見で、大規模太陽光発電所(メガソーラー)の開発規制に前向きな姿勢を示した。「自然破壊や土砂災害に結びつくような発電所は広がらないようにしていく必要がある」と述べた。

 自民党と日本維新の会の連立政権合意では、メガソーラーに関し「来年の通常国会で法的に規制する施策を実行する」としている。石原氏は「必要な太陽光発電は進めていかなければならない」と述べ、再生可能エネルギー推進の意義を訴えた。

 本年度のクマによる犠牲者が22日、過去最多の9人となったことは「由々しき問題だ」と強調。捕獲者の確保などの取り組みを「しっかり受け継ぎ、具体策を検討したい」と話した。