【ロンドン共同】英BBC放送は21日、自民党の高市早苗総裁が憲政史上初の女性首相に選出されたことを受け、「家父長制の国で新境地を切り開いた」と報道した。保守層からの支持が強い高市氏を「日本のフェミニストの多くは歓迎しないかもしれない」としつつ「若い女性のロールモデルになれる」と論じた。
日本は女性の教育水準が高いにもかかわらず「指導的立場は伝統的に男性が占めている」と指摘。高市氏の首相就任は「国のリーダーになるのに、高齢男性である必要はないと示した」と評価した。「女性だからといって祭り上げるのは良くない。政策を議論すべきだ」との日本の女性の声も報じた。