「ほっとして力が抜けた」。実の娘に性的暴行を繰り返した大門広治被告(54)を実刑とした21日の富山地裁判決。実名を公表して被害体験を訴えてきた長女の福山里帆さん(25)は、法廷で小さくうなずいた。報道陣を前に和らいだ表情も。被告に対しては「反省してほしい。どうしてこうなったか考えてほしい」と語った。
夫の佳樹さん(44)とともに判決に聞き入った福山さん。閉廷後は、被害を訴えてから判決まで2年以上に及んだ歳月を「長かった。夫がいたから頑張れた」と涙ながらに振り返った。
「家庭内で性被害があることを知ってほしい」と指摘し「社会が味方になってくれるかどうかで頑張れるかが決まる」と訴えた。
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