【ワシントン共同】米国で、首相に選出された自民党の高市早苗総裁はトランプ大統領と親密な関係を築いた安倍晋三元首相の「門下生」(米メディア)として知られる。トランプ政権は対中国を念頭に、「安倍路線」継承を掲げる高市政権と安全保障や経済面での協力推進を期待。今月下旬に日本で見込まれる初の首脳会談で個人的な信頼関係を築けるかどうか、早くもヤマ場を迎える。
トランプ氏は今でも折に触れて安倍氏を「シンゾー」と呼び、対米投資に貢献したと持ち上げる。「鉄の女」サッチャー元英首相を尊敬する高市氏と、「力」を信奉するトランプ氏の親和性を指摘する声もある。
26年続いた自公連立が終わり、米側は日本維新の会との政権が安定するかどうかを注視。日本の防衛費増額といった要求を実現するためにも「短期間で首相が交代する事態は望ましくない」(米政府当局者)との意見が大勢を占める。
高市氏の保守的な歴史認識にも関心を寄せる。高市氏が靖国神社参拝に踏み切れば、中国と韓国が猛反発するのは必至だ。
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