不正改造された軽乗用車(石川県警白山署提供)

 石川県警察本部

 不正改造された軽乗用車(石川県警白山署提供)  石川県警察本部

 インターネットで購入した赤色灯などをパトカーのように取り付けた軽乗用車を運転し、速度超過したとして、石川県警白山署は21日までに、道路運送車両法違反(不正改造)と道交法違反(速度超過)の疑いで、同県野々市市の男子大学生(20)を書類送検した。署によると、赤色灯を回し、サイレンを鳴らして走っていたという。「かっこいいと思った」と不正改造を認める一方、速度超過は否認している。書類送検は20日付。

 書類送検容疑は9月2日午後3時20分ごろ、同県小松市内で、軽乗用車の屋根やフロントに計三つの赤色灯などを取り付け、制限を超える速度で運転した疑い。

 署によると、大学生は6月ごろ、赤色灯やサイレンのスピーカーをネットで購入し、自分で取り付けたという。8月上旬、パトロール中の警察官が赤色灯をつけて走る軽乗用車を発見。運転していた大学生に任意同行を求めたところ、サイレンを鳴らし、逃走したという。この際は事故の危険性が高いとみて追跡せず、捜査を続けていた。