【サンフランシスコ共同】米アマゾン・コムは20日、クラウドサービス「アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)」で発生した大規模な障害について、米東部時間午後6時ごろまでに復旧作業が完了したと発表した。障害により、金融取引やIT企業、政府機関など世界の幅広い分野に一時影響が出た。アマゾンは技術的な不具合が原因とみている。

 障害は午前3時過ぎに始まり、AWSのサービスを使う多くのウェブサイトやアプリが停止した。約2時間半後に大半は復旧したが、一部では接続エラーや処理の遅れが続いた。

 AWSはクラウド市場の約3割を占めるとされる最大手で、病院や銀行、空港システムなどでも利用されている。