【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は20日、外相理事会をルクセンブルクで開いた。ウクライナ侵攻を続けるロシアからの液化天然ガス(LNG)輸入を2026年末までに全面停止することが柱の、19回目の制裁強化案について最終調整を行った。23日のEU首脳会議以降に合意が見込まれる。並行して開かれたエネルギー相理事会では、パイプライン経由を含むロシア産ガスの輸入を27年末までに全て停止する計画が承認された。
外相理事会後の記者会見で、カラス外交安全保障上級代表は、制裁は「これが最後ではない」と強調し、承認されれば直ちに次の制裁案を練ると宣言。ロシアが制裁逃れに使うタンカーなど「影の船団」への臨検を強化する策も協議された。
ロシア産ガス輸入の全面停止計画は欧州委員会が5月に提案。ロイター通信によると、EUのガス輸入に占めるロシア産の割合は22年のウクライナ侵攻前は45%に上っていたが、現在も12%を占める。
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