【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表は20日、ロシアのプーチン大統領がEU加盟国ハンガリーで計画されている米ロ首脳会談のためにブダペストを訪れることは「うれしいことではない」と不快感を示した。EU外相理事会の開催地ルクセンブルクで記者団に述べた。

 カラス氏はプーチン氏について「国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている人物だ」と強調。親ロシアのオルバン首相が率いるハンガリーは来年6月まではICC加盟国だが、プーチン氏逮捕には踏み切らない可能性が高い。