電飾で飾ったトラック(デコトラ)などの不正改造を見逃して車検を通す見返りに現金を受け取ったなどとして、大阪府警は20日までに、加重収賄や贈賄、道路運送車両法違反などの疑いで大阪府羽曳野市の自動車整備会社元代表大黒孝夫容疑者(59)=同府富田林市=と、車の所有者ら計14人を逮捕、書類送検した。捜査関係者への取材で分かった。府警は、約10年前から不正を繰り返していたとみている。
捜査関係者によると、大黒容疑者は国指定の民間車検場の自動車検査員で、道路運送車両法で「みなし公務員」とされる。必要な点検整備をせずに車検を通し、「技術料」名目で現金を受け取っていた。14人のうち大黒容疑者を含む4人が逮捕され、10人が書類送検されている。
大黒容疑者の逮捕、書類送検容疑は昨年7~10月、改造車計9台の車検を通し、うち5台分で現金計約13万円を受け取ったなどの疑い。所有者ら13人の逮捕、書類送検容疑は、不正車検を依頼したり、現金を渡したりした疑い。
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