【カイロ共同】AP通信は19日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が首都サヌア近郊で国連職員20人を拘束したと伝えた。国連筋の話としている。5人はイエメン人の現地職員で、残りの15人は外国籍の職員だという。国籍は不明。

 拘束された職員は世界食糧計画(WFP)や国連児童基金(ユニセフ)、国連人道問題調整室(OCHA)などに所属。拘束時に通信機器やパソコンなども押収された。国連は職員の解放を求めている。

 フーシ派は敵対するイスラエルや米国の「スパイ」と主張して国連職員の拘束を繰り返し、APによるとこれまでに50人以上を拘束している。