年間約2千万人が訪れる横浜中華街で、散策しながら食べる人向けのテイクアウト店が盛況だ。新型コロナウイルス禍で大幅に増え、飲食店全体の2割を占める。一方、会食需要の低下を背景に老舗レストランの閉店が続く。地元組合は「テイクアウトを入り口に、中華街の魅力を知ってほしい」と意気込む。
9月下旬、テイクアウト店が集中する「中華街大通り」。平日にもかかわらず多くの観光客でにぎわっていた。肉まんを買った札幌市の公務員田口怜依さん(23)は「帰りの飛行機までの限られた時間でお土産を見たり、街の写真を撮ったりしながら食べられる手軽さが良い」と語った。
大通りで肉まんや焼き小籠包などをテイクアウトで提供する「香港大飯店」の店長王鉄成さん(44)によると、2021年の開店当時、大通りには同じ業態が7、8店舗ほどだった。今は20店舗以上あるといい「競争が激しくなった」と話す。
横浜中華街発展会協同組合が今年9月に調べたところ、専門店やレストラン併設のテイクアウト店は、飲食店約240店舗のうち約60店に上った。
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