【ワシントン、キーウ共同】トランプ米大統領は17日、ホワイトハウスでウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。ウクライナが供与を求める巡航ミサイル「トマホーク」は「米国も必要だ」とし、戦闘激化を含む「多くの悪い事態」につながるとの懸念を表明。改めて供与に慎重な姿勢を示した。ゼレンスキー氏にロシアとの即時停戦に応じるよう求めた。
ゼレンスキー氏はロシアのプーチン大統領を和平交渉の席に着かせるためトマホークが必要だと強調。国産無人機と共にロシア国内の軍事目標に限定し使うと述べた。無人機の生産開発で連携を強化する意向を示した。
トランプ氏は会談後、SNSで「殺りくをやめ、合意を結ぶ時がきた」とゼレンスキー氏に伝えたと説明。「戦争と勇気によって境界線が引かれた。現状のまま双方に勝利を認めさせ、歴史に判断を委ねるべきだ」と主張した。
米ウクライナ首脳の対面会談は9月23日以来。トランプ氏はプーチン氏と今月16日に実施した電話会談の内容を共有し、ハンガリーの首都ブダペストで予定する米ロ首脳会談も議論。トランプ氏はゼレンスキー氏を交えた3者会談を目指さない意向を示した。
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