ジョン・ボルトン氏(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米CNNテレビは16日、東部メリーランド州の連邦大陪審が、第1次トランプ政権で国家安全保障問題担当の大統領補佐官を務めたジョン・ボルトン氏を起訴したと報じた。機密文書の取り扱いを巡り、連邦捜査局(FBI)などが捜査していた。

 ボルトン氏は安保政策などでトランプ大統領批判の急先鋒となっており、報復措置とみられている。

 トランプ氏は自身の過去の疑惑を追ってきた元捜査幹部や政敵らの刑事責任追及に向け、捜査機関に圧力を強めている。

 FBIが8月、メリーランド州ベセスダにあるボルトン氏の自宅などを家宅捜索していた。