【カイロ共同】イエメンの親イラン武装組織フーシ派は16日、参謀総長を務める幹部が死亡したと明らかにした。階級は「少将」としている。系列メディアが伝えた。死亡時期などの詳細は明らかにしていないが、ロイター通信によると、イスラエルのカッツ国防相は同国軍の攻撃で殺害したと主張した。

 フーシ派はパレスチナ自治区ガザの戦闘開始を受け、イスラム組織ハマスに連帯を示し、イスラエル攻撃を始めた。イスラエルも反撃し、応酬が続いていた。フーシ派は今月10日のガザの停戦発効以後「情勢を注視する」として、イスラエル攻撃を見合わせている。

 イスラエル軍は8月、イエメンの首都サヌアへの空爆で、フーシ派の「首相」を務める人物を殺害した。