第45回新聞広告大賞を受賞したアサヒビールの古沢毅氏(中央)。左は日本新聞協会の中村史郎会長=16日午後、東京都内

 日本新聞協会は16日、東京都内のホテルで「新聞広告の日」記念式典を開き、第45回新聞広告大賞を受賞したアサヒビールの「47都道府県 おつかれ生新聞」に対し、表彰状などを贈った。同社の古沢毅常務執行役員マーケティング本部長は「地元の人が住んでいる地域に愛着や誇りを持ってもらえるような、ぬくもりのある紙面を目指した」と述べた。

 同社は、59種類の広告を全国47都道府県の新聞で展開。「今年も1年、おつかれ生です。」のフレーズを浸透させた。

 アサヒグループホールディングスは9月末にサイバー攻撃を受け、出荷遅れなど多方面に影響が広がっている。古沢氏は「登壇が適切か思いを巡らせたが、こういった状況だからこそ、全社員を代表して胸を張って頂戴したいという思いで来た」と話した。

 新聞広告賞の広告主部門は栗山米菓、講談社、シャボン玉石けん、タイガー魔法瓶、有楽製菓の5作品が受賞。新聞社企画・マーケティング部門では、産経新聞東京本社、北海道新聞社、秋田魁新報社、信濃毎日新聞社、新潟日報社の5作品が選ばれた。