フィリピンから移送された相原久仁雄容疑者(中央)=16日午後、成田空港

 東京都大田区のゲーム喫茶で1995年2月、男性店長が暴行を受け現金約70万円が奪われた事件で、警視庁蒲田署は16日、強盗致傷の疑いで行方を追っていた住所、職業不詳相原久仁雄容疑者(62)を逮捕した。署によると、今年6月、フィリピン入国管理局に拘束されていた。同日、日本へ移送された。容疑を認めている。

 逮捕容疑は、他の者と共謀し、95年2月10日、大田区蒲田のゲーム喫茶に押し入り、店長にナイフを突きつけて脅し、胸を蹴るなどしてけがを負わせ現金を奪った疑い。

 相原容疑者がフィリピンに渡ったことが確認され、警察庁を通じて同国に捜査協力を依頼していた。