16日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=151円台前半で取引された。

 午後5時現在は前日比01銭円高ドル安の1ドル=151円23~25銭。ユーロは23銭円安ユーロ高の1ユーロ=176円20~24銭。

 朝方は米連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策が緩和方向に向かうとの見方から日米の金利差縮小が意識され、ドル売り円買いが先行した。その後、日経平均株価の上昇で投資家がリスクを取る姿勢を強め、相対的に安全な資産とされる円を売る動きが出た。

 市場では「投資家の思惑が交錯している」(外為ブローカー)との声があった。