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ロンドン--(BUSINESS WIRE)-- (ビジネスワイヤ) -- オムディアの最新調査によると、2025年第3四半期(3Q25)の中国本土のスマートフォン市場は前年同期比3%の縮小となりました。市場は調整局面が続くなか、主要メーカー間の競争は激化を見せ、上位メーカー間の出荷台数の差は狭まってきています。vivoは1,180万台を出荷し、18%の市場シェアを獲得して首位に返り咲きました。Huaweiは1,050万台(市場シェア16%)で僅差の2位となりました。アップルは出荷台数1,010万台と前四半期の好調を維持しており、前年同期と比較して2ランク上昇し再びトップ3にランクインしています。Xiaomiは出荷台数1,000万台で4位、OPPOが990万台で5位となり、トップ5を締めくくりました。

 

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Mainland China smartphone market shipment, 1Q22 to 3Q25

 

「市場は2四半期連続で縮小したものの、減少幅が縮小していることから、年初の政府補助金プログラムによって引き起こされた不安定な出荷状況が終息に向かっていることが示されており、市場は徐々に正常化しつつあります」と、オムディアのアナリストであるLucas Zhongは述べています。「出荷ペースがより慎重な動きをみせたことで、メーカーは適正な在庫水準を維持できており、フラッグシップモデルの発売、「ダブル11」のショッピングシーズンを控え、新たな補助金政策が打ち出される可能性もあるなか、第4四半期は活発な動きが期待されます。同時に、メーカー各社は長期を見据えた戦略的な動きも進めています。今年初めのPura X発売以降、Huaweiは主要な新モデルにHarmonyOS 5.0をプリインストールしています。この移行はソフトウェア最適化やユーザー体験において短期的な課題をもたらしますが、一貫した運営により、特に飽和が進む市場においてHuaweiのエコシステムにおける参入障壁が強化される見込みです。」

 

「主要メーカーは第3四半期にエントリーレベルおよび中価格帯の製品ラインを刷新しました。部品価格の上昇が続くなか、これらのアップグレードはより的を絞った実用的なものとなっています」と、彼は付け加えています。「HONOR X70、Redmi Note 15 Pro、vivo Y500、OPPO A6はすべて、大容量7000mAh+バッテリーを搭載し、防水性、防塵性、落下耐性を向上させるなど、共通の方向性がみられます。これらの性能強化は最新のバッテリー技術を活用するだけでなく、耐久性とバッテリー寿命というマス市場の消費者の核心的な懸念に直接対応するものです。」

 

「市場は最近調整局面を迎えているにもかかわらず、継続的な補助金プログラムに支えられ、中国本土のスマートフォン出荷台数は2025年に小幅成長を達成するとオムディアは予測しています」と、オムディアの主席アナリストであるヘイデン・ホウは述べています。「現地メーカーはデザイン、バッテリー容量、カメラ性能による差別化を追求するとともに、AI駆動型機能とユースケースを拡大しユーザー体験の向上を図っています。中国の消費者は引き続きAI対応スマートフォンに対して世界で最も受け入れる姿勢を示しています。中国本土の市場で見られるイノベーションと技術進歩は、国内ブランドが製品機能と海外でのAI競争力を強化するうえで引き続き貴重な参考事例となるでしょう。」

 

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オムディアについて

 

オムディアは、インフォーマ・テックターゲット(Nasdaq: TTGT)の一部であり、テクノロジー分野に特化したリサーチおよびアドバイザリー・グループです。業界リーダーとの対話や数十万件におよぶデータポイントに基づいたテクノロジー市場に関する深い知見により、同社の市場インテリジェンスは、顧客にとって戦略的な強みとなっています。オムディアは、研究開発(R&D)から投資収益(ROI)まで、最も有望な機会を見極め、業界の進化を後押ししています。

 

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