偽の教員免許状の写しを採用試験に提出した疑いで福岡県警に逮捕された同県須恵町立中学校の補助教員、近藤正仁容疑者(66)が、今春まで約4年間、隣接する同県篠栗町の町立小学校で勤務していた疑いがあることが15日、篠栗町などへの取材で分かった。応募時に教員免許状の写しが提出されたとみられ、県警は、同様に偽造だった疑いを視野に調べている。
近藤容疑者は会計年度任用職員として今年4月から須恵町立中学校で勤務し、今月13日に偽造有印公文書行使の疑いで逮捕された。
篠栗町などによると、近藤容疑者と同姓同名の人物が2021年4月から25年3月までの約4年間、特別支援教育支援員として勤務していた。町は氏名や住所、年齢から容疑者と同一人物とみて、採用作業を委託する民間企業に当時の状況などを確認している。
委託企業によると、この人物は応募の際、岐阜県教育委員会による教員免許状の写しを提出したという。篠栗町の小学校では単年契約で働いていたが、「勤務中の言動や態度が芳しくなかった」として本年度は契約が更新されなかった。
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