国内最大級の投稿サイト「note」で、自民党総裁選に出馬した小泉進次郎氏を好意的に評価する投稿の割合が、インターネット配信動画での「やらせ問題」が表面化した9月下旬に急落していたことが15日、分かった。揺れ動くネット世論の一端が浮かんだ。
noteの運営会社が生成人工知能(AI)の一種である大規模言語モデル(LLM)を使い、投稿が候補者に肯定的な内容かどうかを分析した。
9月7日時点の肯定投稿率は高市早苗氏が49・3%、小泉氏が42・9%。AIの分析では高市氏は経済政策、小泉氏は知名度や発信力などが支持されていた。
25日ごろ、小泉氏陣営が関係者に対し、例文を示してネット配信動画へのコメントを投稿するようメールで要請したことが発覚。
「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」など、小泉氏を称賛するような文言が多く、問題視された。25日に30・7%だった小泉氏の肯定投稿率は26日に24・1%、27日に22・7%へと低下した。
選挙戦の終盤、高市氏は30~40%台で、投開票日の10月4日には55・1%に達した。
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