仙台市は15日、同市太白区の住宅街にクマ1頭が出没したことを受け、自治体判断で銃猟を可能とする「緊急銃猟」を実施し、駆除したと発表した。環境省の指針に基づき交通規制などで周辺の安全を確保した上で市長が許可し、猟友会のメンバーが発砲した。同省によると、緊急銃猟による駆除は制度開始後、全国で初めて。けが人はいなかった。
市によると、クマは雄の成獣で体長約1・4メートル。14日午後4時10分ごろ、太白区鈎取1丁目の住宅街の中にある雑木林にとどまっているのを住民が目撃し警察へ届けた。
午後5時ごろ、駆け付けた市職員と警察官らが「市街地におり危険」と判断。同9時ごろ、日の出を待って緊急銃猟を実施することを決め、周辺住民に自宅待機を要請した。周辺の通行を規制した上で翌15日午前5時55分、市長が緊急銃猟を許可し、同57分、猟友会のメンバーがクマを見下ろせる位置から1発発砲し、命中させた。
現場はJR長町駅から西に約3・5キロ。
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