自民党は、政治団体「NHKから国民を守る党」の斉藤健一郎参院議員と近く参院会派を組む方針を固めた。少数与党の現状を踏まえた参院での多数派形成の一環として、取り込みを図った形。新しい会派名は「自民党・無所属」となる見通しだ。関係者が15日、明らかにした。
斉藤氏はN党でただ一人の国会議員で、どの会派にも属していない。昨年の首相指名選挙では、自民の高市早苗氏に投票した。
自民は7月の参院選で大敗し、参院では公明党と合わせても過半数に足りない状況だった。公明が連立離脱を表明し、難しい国会運営が予想される中、無所属議員らとの連携を模索していた。