京都市立芸術大学大学院修了の3名が万博をテーマに展示の本質を探る

京セラ株式会社(代表取締役社長:谷本 秀夫)は、社会貢献活動の一環として開設している京セラギャラリー(京都市伏見区、京セラ本社ビル1階)において、2025年11月1日(土)から12月13日(土)まで、京都市立芸術大学(学長:小山田 徹)と共同で、2025年秋季特別展「EXPOSING」を開催しますので、お知らせします。

 

このたび、京セラと京都市立芸術大学は、若手作家が活躍できる場を創出し、地域社会をさらに活性化したいという思いで一致し、本展の開催が実現しました。

 

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新平 誠洙《Phantom Paint #2》 2025

(撮影:来田猛) (画像提供:アートコートギャラリー)

 

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 寺岡 波瑠《虚構の廃墟、 現実のホワイトキューブ》2019 (撮影:来田猛)

 

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肥後 亮祐《Sandy Island》 2020

(撮影:仲田絵美)

 

 

「EXPOSING」は、「EXPO2025 大阪・関西万博」の開催を一つの契機として、現代社会における「展示」という行為の本質を再考することを目的としています。単なる陳列ではない「展示」がどんな新しい価値や関係性を生み出しているのか、その仕組みを深く掘り下げます。

 

京都市立芸術大学大学院を修了し、一線で活躍する新平誠洙氏、寺岡波瑠氏、肥後亮祐氏のジャンルの異なるアーティスト3名が結集し、それぞれの作品を通して、「展示」の多層的な意味を浮き彫りにし、見えているもの・見えていないものとの関係性や意味を深く考察する機会を提供します。展示企画は、同大学院を修了し、現在京都を拠点にさまざまなアートプロジェクトに携わる平野成悟氏が立ち上げたD ARTSが担当します。

 

若き才能が織りなす作品群を通じて、私たちの日常に溢れる「展示」という行為に隠された奥深さを会場でご体感ください。

 

 

■ 出展作家

・新平 誠洙(にいひら せいしゅ)

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1988年大阪府生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻(油画)修了。時間の経過や光学原理をテーマに、現代における絵画の時間と空間表現を探求し、イメージや情報が氾濫する現代のリアリティを重ねた実験的なアプローチで、人々の「見る」欲求を刺激し続けている。

 

・寺岡 波瑠(てらおか はる)

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1993年滋賀県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻(環境デザイン)修了。建築における慣習や様式といった既成秩序や、建築物が取り壊される際のコンテクストに対する不条理性に疑問を感じ、「アンビルドドローイング」と呼ばれるまだ形にならない建築の設計図や、小説、空間全体を使ったインスタレーションの手法を  

用いて制作活動をしている。

 

・肥後 亮祐(ひご りょうすけ)

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1995年北海道生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程美術専攻構想設計領域修了。Google Map上にデータとして置かれているが現実には存在しない幻の島など、社会や個人が無自覚にまたは意図的につくりだす「虚構」とその伝播などを考察、私たちに問いかけている。

 

 

 

■ 展示概要

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京都市立芸術大学について

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京都市立芸術大学は、1880年に日本初の公立の絵画専門学校として開設された京都府画学校を母体とする日本で最も長い歴史を持つ芸術系大学。140年以上にわたって、国内外の芸術界・産業界で活躍する優れた人材を輩出し、美術と音楽の屋台骨を支えてきた伝統を継承しつつ、創造的な精神と技術によって広く社会や文化に貢献することを目指す。

 

 

D ARTSについて

2025 年にキュレーター平野成悟( 2022 年京都市立芸術大学大学院修了)が設立したアートエージェント。現代美術・工芸・写真を基盤に、京都西陣のオルタナティブスペース TENSHADAI を拠点として関西圏で展覧会企画やアートフェア出展、アートディレクションなどを行う。