フランス・パリの大統領府を出るルコルニュ首相=14日(ロイター=共同)

 フランスの国民議会で演説するルコルニュ首相=14日、パリ(ロイター=共同)

 フランス・パリの大統領府を出るルコルニュ首相=14日(ロイター=共同)  フランスの国民議会で演説するルコルニュ首相=14日、パリ(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスのルコルニュ首相は14日、マクロン大統領が進めてきた年金改革を2027年大統領選まで停止することを提案した。内閣不信任を避けるため、年金改革に反対していた野党の左派、社会党に譲歩した。

 極右政党、国民連合(RN)と極左政党「不屈のフランス」は13日、ルコルニュ氏率いる新内閣への不信任案を下院に提出した。フランスメディアによると、16日に審議が行われる予定。不信任案が可決されるかどうか、社会党の出方が焦点。

 内閣は5日に発足したが、強い批判を受け半日で総辞職に追い込まれた。マクロン氏は10日にルコルニュ氏を再任し、12日に新内閣の閣僚名簿が発表された。