【茂木】牧野(まぎの)の寺山地区住民らで組織する「天空の里てらやま村おこし協議会」が栽培する青パパイアが収穫期を迎えた。12日は山形修治(やまがたしゅうじ)県議や地元の町議が参加しての収穫祭も行われ、本格的な出荷も始まった。

 青パパイアは果物のパパイアが色づく前の果実で強力な抗酸化作用を持つ。「酵素の王様」と呼ばれるスーパーフードとされ、主に野菜のような調理法で食べられている。同地区では3年前から協議会を立ち上げて青パパイアを栽培。今年は約14アールのほ場で120本を育ててきた。

出荷に向けて収穫される青パパイア
出荷に向けて収穫される青パパイア

 収穫祭では会員や来賓15人が剪定(せんてい)ばさみなどを使い、たわわに実った青パパイアを収穫した。「近年は暑さや病気などで実の付き方が良くなかったが、持ち直してきている」と河又光一(かわまたこういち)会長(70)。今季は3トンほどの出荷を見込んでいるという。

 寺山地区の青パパイアはいい里さかがわ館などの直売所で相場の半値に近い300~400円で販売している。