大阪・関西万博の閉幕から一夜明けた14日、人工島・夢洲(大阪市此花区)の会場は名残を惜しんで訪れる人の姿が見られた。パビリオンの関係者らは建物の解体・撤去に向けた作業に着手。会場に直結する大阪メトロ中央線はダイヤを大幅に縮小した。にぎわいを見せた万博は打って変わって早くも撤収モードに入った。
大阪市の会社員清水由里さん(58)は、東ゲート前で大屋根リングの方向にスマートフォンを向けて写真を撮った。「閉幕は寂しいが、またこの場所を歩いて思い出に浸りたい」。2年前に脳出血で左半身が不自由になったといい「万博は私に元気を与えてくれた」と話した。
閉幕3日前から連日会場に通った川崎市の中学校職員緒方くららさん(49)は「閉幕直前は会場内もすし詰め状態だったが、今はこんなにがらがらの広場になってしまった」と語った。
来場者であふれかえっていた会場内はこの日、閑散としていたが、撤収作業に取りかかるパビリオンも。フランス館前にはトラックが数台止まり、作業員が館内に出入りした。ドイツ館では樹木を重機で撤去した。
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