【イスタンブール共同】パレスチナ自治区ガザに船団で支援物資を届けようとしてイスラエル軍に拘束されたオランダ在住の会社員安村美香子さん(62)=大津市出身=が12日までに電話取材に応じ、1日に拘束され、7日の国外退去まで「人間的な扱いは受けなかった」と振り返った。清潔な飲料水は提供されず「牢屋の洗面台の水を飲んだ」といい、1日1食だけの日もあったとしている。
安村さんはスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんらが参加した「グローバル・スムード船団」の乗組員として、9月上旬にスペインを出航。約1カ月航海し今月1日夜、イスラエル軍の船から放水を受け、連行された。今月に入り470人以上の活動家らがイスラエル軍に拘束された。
イスラエルに連行後、衣服や所持品、常用薬は取り上げられ、収容施設では約10人が1部屋に押し込められた。
自身は肉体的な虐待は受けなかったが、夜中に突然電気をつけられ、牢屋を移動させられるなど心理的圧迫が続いた。扉を勢いよく閉められた際、足の指を挟まれて骨折した女性もいた。
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