海を渡るなど長距離を飛ぶ特徴があるチョウ「アサギマダラ」が、鳥取県・大山のふもとにある伯耆町丸山のフジバカマが咲く花壇に飛来している。12日には朝からたくさんの写真愛好家が色鮮やかな姿をカメラに収めていた。
アサギマダラは羽を広げた大きさが10センチほどで、あさぎ色の模様が特徴。初夏にかけて日本列島を北上し、秋に南下して海を越えて台湾など南方に渡り、移動距離は2千キロに達することもある。
花壇は2019年から市民団体がアサギマダラの休憩地として整備した。フジバカマの間を蜜を吸いながら舞う姿をカメラに収めた女性は「羽がとても美しい」と目を細めた。