熊本県の木村敬知事は10日、半導体大手、台湾積体電路製造(TSMC)の進出を巡り、地下水への悪影響を懸念する県民の考えを「土着の宗教」と表現した発言を撤回すると発表した。地下水への思いは「長い歳月をかけて根付いてきた熊本の人々の魂そのものである」と伝える意図があったが「的確ではない表現であった」と釈明した。
木村氏は8日に福岡市で講演した際「県外の人からすると『なぜ地下水のことを心配するんだ』となりますが、何ともいえない土着の宗教で、ともかく地下水は大切なんです」と発言していた。
講演では、新しいことが起きると足を引っ張る人がいるという意味の「肥後の引き倒し」という言葉も紹介し、撤回した。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く