【エルサレム、ワシントン共同】イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦が、現地時間10日正午(日本時間同日午後6時)に発効したと発表した。イスラエル首相府は10日、米政権が示したガザ和平計画の「第1段階」の合意を閣議で正式承認したと表明。軍は合意ラインまで部隊を撤収した。トランプ米大統領は、ハマスが拘束する人質は「13日か14日に解放される」と述べた。戦闘終結に向けて合意が履行されるかどうかが焦点だ。
2023年から2年続く戦闘のガザの死者が6万7千人を超え、人道危機が深刻化。イスラエルメディアによると、軍の部分撤収から72時間以内にハマスが人質全員を解放するとされるが、予断を許さない。中東メディアによると停戦を受け、多くの住民が避難先のガザ南部や中部から帰還するため北部に向かった。
米国は停戦合意違反の有無を監視するため、仲介国のカタールやエジプト軍と共に米兵200人を派遣する方針。イスラエルで任務に当たるとみられる。米政権高官はガザへの米兵派遣はないと記者団に明言した。
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