世界自然遺産の北海道・知床の保護管理を検討する「科学委員会」が10日、北海道斜里町で開かれた。羅臼岳で8月に登山者がヒグマに襲撃されて死亡するなど危険事例が増えている現状を踏まえ、委員長の中村太士・北海道大名誉教授は本年度中に委員会としての緊急声明を出す考えを示した。
知床のヒグマ管理について議論する「ヒグマワーキンググループ」座長の佐藤喜和酪農学園大教授が、知床では2023年の大量出没に伴う捕獲強化でヒグマの個体数が減ったにもかかわらず、観光客らが撮影目的で過度に接近するなど、人の行動に起因する危険事例は増えていると指摘。緊急声明発出を提案した。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く