肺がん検診で50歳以上のたばこを多く吸う人を対象に胸部エックス線検査と併用されているたんの検査を巡り、厚生労働省の有識者検討会は10日、喫煙率の低下などにより得られる効果が小さくなっているとして、来年4月から公費による検診から外す方針を了承した。たんの症状が続く場合は、医療機関での受診を促す。
厚労省によると現在、国の指針に基づき自治体が実施する肺がん検診は40歳以上が対象。年1回のエックス線検査に加え、50歳以上のたばこを多く吸う人にはたんの中の細胞を調べる「喀痰細胞診」を併用。「たばこを多く吸う人」は禁煙してから15年以内の人も含め、1日20本以上かつ30年以上吸っている人が目安。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く