議員定数を人口に比例して配分せず「1票の格差」を是正しないまま実施された7月の参院選は憲法違反だとして、宮崎、鹿児島両県の有権者が選挙無効を求めた訴訟の第1回口頭弁論が10日、福岡高裁宮崎支部であり、即日結審した。小田島靖人裁判長は判決期日を11月21日に指定した。
弁護士グループが全国14高裁・支部に起こした訴訟の一つ。原告代理人の升永英俊弁護士は意見陳述で、参院選当日の有権者に基づく最大格差は、前回2022年参院選の3・03倍からやや拡大した3・13倍だったとした。
投開票当日の議員1人当たりの有権者数は最少の福井と比べ、宮崎で1・41倍、鹿児島で2・10倍だった。
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