漆芸作家の四代三木表悦さんから作品の説明を受けられる佳子さま=10日午前、京都市中京区(代表撮影)

 京都府を訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは10日、京都市の百貨店を訪れ、第72回日本伝統工芸展京都展を視察された。主催する日本工芸会の総裁を務める。人形や陶芸など300点以上が並ぶ会場を見て回った。人間国宝で木工芸作家の宮本貞治さんから、自作の道具で木に模様を彫ると説明を受け「これできれいな線が出るんですね」と感心していた。

 その後、市内にある漆芸作家の四代三木表悦さんの工房に足を運んだ。波をモチーフにした漆塗りの板に、月を模した明かりが映る作品を見て「私はこの角度からが好きです」と話したという。