米国、カナダと欧州諸国で構成される軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)が8月、大阪・関西万博の会場でイベントを開催し日本との連携や次世代の安全保障を議論した。NATOの万博でのイベントは初めてで、インド太平洋地域の民主主義国と関係強化を図る狙いがある。外務省関係者は、日本との「協力を深めたいというアピールだ」と受け止める。
万博の北欧館で開催された「NATOデー」のイベントは2日間にわたり、加盟国の産学官関係者が集まる討論会形式で行われた。日本を含むインド太平洋地域のパートナーと位置付ける韓国、オーストラリア、ニュージーランドからも関係者が出席した。
日本の学生も参加し、質疑の場も設けられた。NATOのインド太平洋地域担当者は「パートナー国に同盟の仕組みを伝える場になれば良い」と話す。初の万博でのイベントは、日本が開催国だったことも「判断材料」だった。近年日本との協力強化を図っており、東京に連絡事務所を置く構想も一時浮上していた。
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