今回紹介するイッピンは、現在調査中の小山市の中渋辺(なかしべ)遺跡で見つかった約1300年前(8世紀中頃)の宇瓦(のきがわら)です。

中渋辺遺跡の宇瓦
中渋辺遺跡の宇瓦

 瓦は約1440年前に朝鮮半島の百済(くだら)という国から伝えられ、当時の最新技術を用いて作られており、とても貴重でした。そのため奈良・平安時代には寺や役所などでしか見ることのできない特別なものでした。