【ワシントン共同】ダフィー米運輸長官は9日、予算切れに伴う連邦政府の一部閉鎖の影響で、欠勤する航空管制官が増え、旅客便の遅延が増加していると危機感を示した。議会上院はこの日もつなぎ予算案の採決に進むための動議を否決した。否決は7回目。トランプ大統領は野党民主党への非難を続け、再開への機運は高まっていない。
多くの連邦職員は閉鎖中、一時帰休の扱いとなるが、管制官は社会機能維持に不可欠なエッセンシャルワーカーと位置付けられ、再開するまで一時的に無給で勤務することになる。
ダフィー氏は米FOXビジネスの番組に出演し、管制官不足は通常時は遅延理由の5%にとどまるが、現状は53%に上昇していると指摘した。仕事に来ない5~10%の職員が混乱を引き起こしていると批判し「献身的でない職員は解雇するつもりだ」と警告した。
米大手デルタ航空のバスティアン最高経営責任者は米CNBCのインタビューでこれまでのところは運航は順調としつつ「さらに10日程度閉鎖が続けば、影響が見え始めるかもしれない」との考えを示した。
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