三重県名張市の国道で軽乗用車が横転し男女5人が死亡した事故で、車は事故直前に制限速度50キロを大幅に超えて走行していたことが9日、関係者などへの取材で分かった。防犯カメラ映像の調査から100キロを超えていたとみられ、高速のまま現場のカーブに差しかかり、曲がりきれなかった疑いがある。事故発生から10日で1週間。県警は、運転手の特定や飲酒の有無などの捜査を進める一方、事故防止へ取り締まりを強化している。
事故は3日午前0時10分ごろ、市役所の北東約4キロの山あいで発生。緩やかな右カーブを外れ、電柱に衝突したとみられる。高校生を含む16~23歳の6人が乗っていた。
関係者などによると、定員(4人)超過によってカーブで強い遠心力が働くなどし、曲がりきれなかった可能性がある。遺体の司法解剖では少なくとも1人からアルコールが検出された。
現場のカーブ手前は上り坂の直線で、スピードを出す車は多い。街灯などが少なく、夜間は周囲が見えづらく危険度が増すという。
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