新型コロナウイルス対策の国の雇用調整助成金(雇調金)計約7200万円を不正受給したとして、詐欺罪に問われた福岡県久留米市の結婚式場運営会社「アルカディア」の元社長大串淳被告(55)に、福岡地裁は8日、「国が雇用安定を図るための雇調金制度を根底から揺るがしかねない悪質な行為だ」とし、懲役4年(求刑懲役6年)の判決を言い渡した。
共謀したとして起訴された元総務部長ら3人には懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した。岡本康博裁判官は判決理由で、私腹を肥やした形跡は見られないとした一方、社長の地位で虚偽申請を自ら行い「他の被告に比べ責任は一等重い」と判断した。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く