7日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸し、取引時間中としての最高値を2日連続で更新した。上げ幅は一時500円を超えた。自民党の高市早苗総裁の積極的な財政政策を期待した買いが入った。外国為替市場では円が売られ、一時1ドル=150円台後半と約2カ月ぶりの円安水準を付けた。長期金利も上昇し、株高、円安、債券安の「高市トレード」が続いた。
高市氏の掲げる金融・財政政策が意識され、景気刺激への期待から株価が伸び、国債の増発懸念から長期債が売られて長期金利が上昇し、日銀の早期利上げ観測が後退して円安が進む構図だ。
株式市場では、米ハイテク株高を好感して半導体関連株が買われたことも相場を押し上げた。TOPIXも取引時間中の最高値を付けた。午前終値は平均株価が前日終値比320円22銭高の4万8264円98銭。TOPIXは9・07ポイント高の3235・13。
平均株価の前日終値は2100円超の大幅高となった。7日も買いが先行したが、一巡後は利益確定の売り注文に押される場面もあった。
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