ノーベル生理学・医学賞に決まった大阪大の坂口志文特任教授が6日夜、2016年に同賞を受賞した東京科学大の大隅良典栄誉教授と電話で対談し「研究は何をやるにも時間がかかる。息長くやることが社会的に許されることが重要だ」と、基礎科学の大切さを強調した。
大隅氏は「若い人は『短期的に役立つ』という言葉に関心がある。長い目で物事を見ることが難しい」と指摘。
坂口氏は「研究の一番の醍醐味は、ばかにされながらも誰もやっていなかったことだと初めて気がついた時だ」とほほ笑み、「変なことをやっているやつもたくさんいるが、その中から時々面白いことが出てくる。そういう国になってほしい」と期待を込めた。
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