6日朝、パレスチナ自治区ガザ北部で立ち上る煙。7日でガザ戦闘開始から2年となる=イスラエル南部スデロトから撮影(共同)

 6日、ガザ中部で、避難民のテントの間に立つ子ども(ロイター=共同)

 6日朝、パレスチナ自治区ガザ北部で立ち上る煙。7日でガザ戦闘開始から2年となる=イスラエル南部スデロトから撮影(共同)  6日、ガザ中部で、避難民のテントの間に立つ子ども(ロイター=共同)

 【エルサレム、ワシントン共同】米国が示したパレスチナ自治区ガザの和平計画を巡り、イスラエルとイスラム組織ハマスは6日、仲介国エジプトで間接交渉に臨んだ。トランプ米大統領は5日、ハマス拘束下の人質解放や戦闘終結への協議が「急速に進展している」と主張した。7日でガザ戦闘開始から2年。ガザ側死者が6万7千人を超え、餓死者も出る中、停戦実現に期待が高まる。両者の溝は深く、交渉の行方は予断を許さない。

 イスラエル代表団は6日、交渉場所のエジプト東部シャルムエルシェイクへ出発。ハマス側は5日にエジプトに入った。ロイター通信は関係筋の話として停戦開始前に全ての争点で包括的合意を目指す方向だと伝えた。

 トランプ氏は交流サイト(SNS)に「(計画の)第1段階は今週中に完了する見込みだと報告を受けた」と投稿した。イスラエル軍がガザで一部撤収してハマスが確認すれば停戦が発効し、人質解放が始まるとの見方を示した可能性がある。トランプ氏は記者団に、協議は「数日」かかるとの見通しも示した。