【ジャカルタ共同】インドネシア国家災害対策庁は6日、東ジャワ州シドアルジョのイスラム寄宿学校で起きた建物倒壊の死者が計50人に上ったと発表した。倒壊から1週間が経過。重機も投入してこれまでにがれきの75%が撤去された。当局はいまだに行方が分からない生徒ら13人の捜索を続けている。
建物の一部は隣の建物とつながっており、さらなる倒壊を防ぐため専門家の助言を受けながら解体を進める方針だ。
倒壊は9月29日に発生。学校は増築工事をしており、礼拝中だった10代の男子生徒らが巻き込まれた。増設許可を取らず、安全基準に問題があったとされている。プラボウォ大統領は他の寄宿学校の建築状況についても調べるよう指示した。
息子を捜す保護者らは、遺体の発見状況を知らせる掲示板を日に何度も確認している。
国家捜索救助庁の現場担当者は、生徒が集まっていた礼拝室は通常、家具が設置されておらず、倒壊した際の隙間が極めて小さかったと指摘。「想像を絶する重さが子どもたちにのしかかったのだろう」と推し量った。
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